「誰が国家を殺すのか」は、「文藝春秋」2017年から2022年の間に書かれたエッセイを纏めた本です。
副題に「日本人へ5(��)」とあるように、今まで四作品があります。
エッセイなので、塩野先生の関心がある事や日常に起こった事が綴られているので、平易な文面であり、先生が面白いと思う事を書かれているようで、私も面白く読み進められました。
また、「ローマ人の物語」や「ルネサンスの女たち」などイタリアを中心とした多くの歴史小説を書かれておられるからか、面白いだけでなく、先生の含蓄が随所に織り込まれ、それは、個人的に新しい知識や見方を教えて貰った様に感じました。
塩野ファンの方には、そんな事も知らないのかとお叱りを受けそうですが、この本の中で日常の中に歴史の知識で世の中を見る事が多くあり、その文面を読む度に自分の物の見方や考え方が深くなる事も教えて貰いました。
そして、現在もイタリアにお住まいだからだと思うのですが、海外在住の方から見る日本をこの本を読む事で知る事が出来た点も読んだ価値があったと思います。
先にも書きましたが、歴史を知っているからこそ見方や考え方が深くなるのであって、歴史を学ぶには時間がない私には、これからも無理のない範囲で先生にエッセイを書き続けて欲しいと思いながら本を閉じました。(武蔵境駅前店 k・y)
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出版社/メーカー
文藝春秋
ISBN/JAN
9784166613861