美術史上に燦然と輝く、誰もがどこかで目にしたことのある有名な絵画の数々。けれど少し角度を変えて眺めれば、そこには世の主婦たちの悲痛な、しかし力強い叫びが見いだせる……かもしれない!?
名画と「主婦あるある」の華麗なる融合、是非ともご堪能あれ。
片手に紙片を持ち、ぐったりと倒れ込む人物。もう片方の手は力なく床に垂れ、その顔は蒼白でありながらどこか荘厳な色が……。
フランス革命史上の超有名シーンを描いたルイ・ダヴィドの『マラーの死』、そこに添えられた文章は───「『来週月曜日は給食はありませんのでお弁当を持たせてください。』という学校からの手紙を当日朝息子のランドセルから発見。」(表紙より)……爆笑&拍手喝采以外にどうしろと?!
全ページ、この調子です。題材になっている絵と見立てのあまりに見事なはまり方に、うっかり「もともとそういう絵だったのでは」と思ってしまいそうになることもしばしばです。本当にそれくらい説得力があるのです。面白すぎます。
ちなみに私が個人的に一番好きなのは本書の62〜63ページです。同じ題材を描いた二枚の絵の扱いが秀逸すぎて、しばらく笑いが止まりませんでした。最高。
それぞれの絵にはしっかりと解説も添えられていますので勉強にもなり、同時に本来の絵画と見立て主婦業、両方がより味わい深くなります。
主婦・主夫の方々は惜しみない共感を、そうでない方は彼女ら彼らへの労りと限りない尊崇の念を抱けることと思います。(河内長野店 樽野)
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出版社/メーカー
宝島社
ISBN/JAN
9784800286666