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准教授・高槻彰良の推察 民俗学かく語りき

澤村御影(著)

大学新入生の深町尚哉は、何となく取った民俗学の講義のレポートがきっかけで担当教官の高槻准教授に気に入られ、彼の助手を務めることに。怪談や都市伝説を主に研究する高槻に持ちかけられる怪異な相談に付き合ううちに、尚哉は自身の抱えるとある事情を高槻に知られることになり……。



ドラマ化もされたミステリシリーズです。民俗学というテーマは難しく思われるかもしれませんが、高槻先生による解説はとても分かりやすく、個人的にも好きな分野なこともあって楽しく読めました。


事件は怪異のように見えて人間の仕業だった、というパターンがほとんどなのですが、どうやらそれだけではないらしいこともたまにあり、ぞわっとさせられることも。



学者としては優秀かつ人間としても優しくて穏やかで無邪気でしかも美形で、教え子から「天使みたい」と評される高槻先生は、怪異が好きすぎて興味深い怪談話を聞くと喜びのあまり初対面の相手に抱きつきそうになるという悪癖を持つ残念なイケメンでもあり、大変魅力的なキャラクターです。そして尚哉もまた、ひねくれているようでその実真っ直ぐな優しい男の子です。


そんな彼らは、どちらも怪異(らしきもの)に触れて狂わされた人生を必死に生きているという共通点から絆を深めていくのですが……かつて彼らの身に起きた「何か」が解き明かされることはあるのでしょうか。


しかし、高槻先生のあまりに純粋な怪異好きは、ただ「自分の身に起きたことを解き明かしたい」という切実な理由からだけどは思えないのですがね。


(河内長野店 樽野)




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  • ISBN/JAN


    9784041075326










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